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吉田 昌宏; 有井 祥夫; 青山 卓史; 鈴木 惣十
PHYSOR '96, I-p28 Pages, 1996/00
高速実験炉「常陽」では、1982年に照射用炉心(MK-II炉心)への移行後、29サイクルの定格運転に加え、各種特殊サイクル運転を実施した。この間の炉心特性測定とその解析を通じ、過剰反応度は0.1%、燃焼度は10で予測可能とした。照射条件評価精度の向上に資するため、高線出力試験では、ドシメータによる中性子照射量測定結果を用いた評価手法を確立した。その結果、非均質性の強い試験集合体の線出力を5%以内の精度で予測できた。また、集合体単位の燃焼反応度価値を測定した結果、燃焼度約60GWd/tの燃料集合体の反応度価値計算値と実測値の比は約0.9となった。これらの経験を反映した炉心管理を行うことにより、これまで、燃料破損や大きなトラブルはなく、安全かつ安定な運転を行ってきた。さらに、MK-3計画では、MK-2炉心で得た炉心管理経験を反映し、高性能照射炉心への改造計画を策定した。